「株主優待」は魅力的です。クオカード優待が有名ですが、自社製品や食料が貰える場合があり得をした気分になります。
ただし株式である以上、値下がりする可能性は避けられません。せっかく株主優待を貰ったのに、もっと大きな含み損を抱えることもあります。
この記事では「優待目的で買った株の含み損にどう対処するのか?」を、実際に株式で1400万円以上運用している筆者がお伝えします。
│ 浅見 - この記事を書いた人 –
・31歳の会社員
・給与から累計1000万円以上をSBI証券に入金しています。
・運用資産1400万円超、これまでの累計配当は60万円超。
・S&P500の投資信託をSBI証券で積立中。
・Twitterフォロワー 1.1万人超
– この記事で分かること –
・優待目的の株が含み損になった時の対応方法
・一般的な損切ライン
・株主優待が廃止されても慌てない理由
含み損に怯えなくて良い理由
含み損は哀しいものです。証券口座に表示されると画面すら見たくない気持ちになります。
ただ全体相場が下がっている時には、当然優待株であろうと下がってしまいます。
結論としては、「優待廃止で配当増額」なら保有継続、「業績悪化で優待廃止」なら損切り、と考えています。
含み損は▲10%~▲20%までは耐える範囲
「含み損は何%までOKなの?」と疑問に思う方がいると思います。
そこで一例をご紹介します。※具体的な基準は個人の資金量や経験によります
一般的な損切ライン ▲10%
私の損切ライン ▲20%
今までに40冊以上の投資本を読みましたが、一般的には「▲10%」が損切ラインとして意識されている説明が多かったです。
私の個人的な損切ラインは含み損▲20%
株式を保有している限り、含み損▲10%になることは多々あります。
例えば「経営者が逮捕された」「業績が著しく悪化した」などの事情が無い限りは、保有を続けています。
私の場合は「株式会社アサンテ」というシロアリ駆除会社への投資で、一時含み損▲10%となりました。
購入時:1,495円
評価額:1,267円(▲15%)
アサンテは株主優待として、100株で年2,000円のギフトカードが貰えます。
ただ「 含み損 > 株主優待 」の状態となっていますが、シロアリ駆除の利益率が高く今後も増配が見込めると判断しました。
値下がり時には追加投資を検討しています。
業績に問題なければ、含み損は気にしないことが一番
結論としては、少しの値動きでは動かないほうが良い結果となることが多いです。
なぜなら売買手数料が掛かりますし、NISAで買っている場合は非課税枠の無駄遣いとなってしまいます。
「株の儲けは我慢料」という言葉があるくらいですから、業績回復が見込めるなら保有継続をおすすめします。
もし株主優待が廃止されたら配当を確認するべき
株主優待の廃止によって、株価が下落してしますパターンがよく見受けられます。
ただし、優待廃止だけではなく、企業側がその他の対策を実施する場合があります。
なぜ株主優待を廃止するの?
企業の株式を多く保有している機関投資家が損をする仕組みだからです。
優待制度は個人投資家優遇として始まった日本の固有制度のため、外国人投資家が増えてきた昨今の投資環境に合致していない状況にあります。
配当が増額される場合があるので要チェック
企業としても株価を下落させたいことは稀で、実際には優待を廃止した分だけ配当金で還元を行うことが多いです。
私の保有株では「竹本容器株式会社」というプラスチック容器製造会社が該当します。自社製品の株主優待が好評でしたが、配当の増額と優待廃止を実施しました。
ちなみに株主優待や決算情報は「株探」を利用すると便利です。「株探」はこちら >
まとめ
「優待廃止で配当増額」なら保有継続、「業績悪化で優待廃止」なら損切り、と考えています。
優待目的で買った株は、含み損▲10%であれば慌てず放置が良いと思います。
頻繫な売買は手数料が大きくなりますし、ボラティリティを避けるならインデックス投資に移行するべきです。
もちろん例外はあるので、投資先企業の業績は継続的に確認する必要があります。また優待が廃止された場合には、配当が増額されていないか確認するようにしましょう。
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