「投資」を実際に行うまでにはハードルが沢山あります。まず資金や証券口座が必要ですし、そもそも投資が家族から理解されないこともあります。なんとか準備を整えても結局損をしてしまうことも。
この記事では実際に資産1500万円を運用している筆者の運用状況をまとめています。
「もし自分が運用を始めたらこんな感じかな?」とイメージしてもらい、資産を築く助けとなれば嬉しいです。
【この記事で分かること】
– この記事で分かること –
・実際の損益などの運用状況
・ポートフォリオ1位の投資銘柄
・投資先企業についての認識
│ 浅見 - この記事を書いた人 –
・31歳の会社員
・給与から累計1000万円以上をSBI証券に入金しています。
・運用資産1500万円超、これまでの累計配当は70万円超。
・S&P500の投資信託をSBI証券で積立中です。
・Twitterフォロワー 1.5万人超
【結論】2023年9月も1571万円と増加傾向
資産の確認は手間が掛かるため、毎日把握することは難しいです。
人の運用をきっかけに、自分の資産状況を見直すきっかけになることがありますね。私自身も自分を客観的に見ることができるので助かっています。
現在、日本株と米国株を保有しており、SBI証券の口座情報は以下の通りです。
日本株は好調です
日本株のメリットは「情報が入手しやすい」こと、「米国株より相対的に不人気」なことなどが挙げられます。
ただ、私の場合は資産の80%以上が日本株のため、通貨の分散の観点から米国株を増やしてバランスを取りたいと考えています。
日本株1位「アメイズ」は344万円(継続保有)
保有株1位は、ホテル運営会社のアメイズ*が2600株/約344万円でした。
7/12に業績の上方修正を発表し、株価が好調です。
福証単独上場の企業で、流動性が低い(≒株の売買が成立しづらい)ですが、高い営業利益率で独自の出店戦略が気に入っています。
売却目安:株価1800円前後(PBR2倍辺り)
*「アメイズ(6076)」
九州が地盤の郊外型ビジネスホテル「HOTEL AZ」を展開。
駅前立地を避け、高速のI.C.付近や国道沿いといった競合ホテルが少ない地域に出店しています。コロナ禍においても通期決算で黒字を維持している。
日本株2位「パイロット」は235万円(継続保有)
筆記具のパイロットコーポレーション*は500株/約257万円で資産の約2割を占めています。
高利益率、増配傾向といった点が気に入っています。
9月は円安傾向が続いたためか、株価は上昇傾向でした。為替差益は経常利益の10%ほどですが、市場では円安銘柄として認知されていますね。
*「パイロットコーポレーション(7846)」
万年筆やボールペンの会社で、筆記具国内最大手です。
有名な商品にはフリクションシリーズがあり高利益率の企業。以前、著名投資家の「かぶ1000さん」も保有していました。
日本株3位「日本テレビHD」は166万円(継続保有)
3位は民放キー局の日本テレビHD*は1100株/約166万円です。
テレビ局の中でも高利益率(営業利益率10%前後)で、PBR0.4台と株主還元の強化が求められる水準にあることから、保有をしています。
広告主の観点からすれば、「笑点」「世界まる見え!テレビ特捜部」「ガキの使いやあらへんで!」など長寿番組が多い点が他のテレビ局より優れていると考えています。
また9/21に「スタジオジブリ」の子会社化を発表しました。金曜ロードショーで長年放送してきた関係性があってのことです。
これで日テレの持つ知的財産が強くなりました、ホルダーとして嬉しいです!株価も素直に好感され、一時ストップ高となりました。
*「日本テレビHD(9404)」
読売グループで、視聴率首位継続のテレビ局。
動画配信「Hulu」を展開しており、隠れ株主優待として一か月無料クーポンが貰えます。
2023年9月、スタジオジブリの子会社化を発表し、今後のIP活用が期待されます。
(参考)「アサンテ」は2023年7月に300株を売却し、残り300株
アサンテはシロアリ駆除の会社です。
指標的な割安感はありませんが、毎年フリーキャッシュフローが潤沢であり、営業利益率が高いため、長期で保有する予定です。
ただ直近では2023年5月に400株を売却、2023年7月に更に300株を売却しました。
原材料高や人件費の増加により業績が一時的に落ち込んでいますが、株価はPBR1.6、PER20と業績の回復が既に織り込まれていると判断しました。
仮に業績が回復しない場合には、株価下落の可能性もあることから、保有量を減らしました。ただ、国策銘柄と潤沢なフリーキャッシュフローは魅力のため、残りは保有継続の方針です。
(参考)「三菱UFJ FG」は2023年1月に売却しました
三菱UFJ FG*は2019年から保有を続けていましたが、株価が買値の2倍(1000円台)になったことから2023年1月に売却しました。
理由は、将来も好業績をあげていく企業だと思いますが、銀行事業が複雑すぎるためです。また、時価総額が数兆円と大きいため、小型株の方が成長性が高いと判断しました。
2023年8月には1100円台まで上昇して悔しい想いをしていますが、銀行事業は業績の予想が難しいため、自分の実力的には十分と考えています。
*「三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)」
国内最大の金融グループ。
連続増配かつ自社株買いで株主還元に積極的。銀行株ならここと考えていますが、銀行業のほか信託業、アセットマネジメント業など事業内容が複雑な点には注意が必要です。
米国株は好調だが、保有株は無風
日本で暮らしていると為替の影響を考えることは少ないですが、世界での円の価値は変動しています。通貨の分散という観点から米国株への投資の必要性を感じています。
米国株1位「Disney」は73万円(継続保有)
Disneyは業績が苦戦しているため無配当ですが、ブランド力は揺らいでいません。
業績回復と配当の復活が期待できるため、保有を継続しています。
米国株2位「Philip Morris」は67万円(継続保有)
Philip Morrisは米国以外へ煙草を販売しています。高配当株の代表で、日本市場を席巻した「アイコス」など強いブランド力を持っています。
高い営業利益率とブランド力に魅力を感じ、保有を継続しています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積み立て中
投資信託はその他に含めており、割合は30%弱まで大きくなりました。
米国株がやや割高、かつ円安ドル高の状況で米国株を買いづらいですが、少額ずつでも積み立てていきます。
よくある質問
- 証券口座はどこを使っていますか?
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SBI証券を使っています。「My資産」で資産の推移が可視化、アクティブプランで売買手数料が無料など、使いやすい証券口座だと思います。
【2023年最新】SBI証券アクティブプランなのに手数料が掛かる?勘違いしやすい「概算手数料」に注意 株式投資では売買手数料を節約することが大事です。本記事ではSBI証券の「アクティブプラン」について、実際に試して分かった点や勘違いしやすい点を解説します。 - 高配当株投資ってどうですか?
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長期保有できる「好きな企業」であれば良いと思います。
単純に配当利回りの高さだけに注目して投資することは、減配リスクがあるためオススメできません。
「投資で失敗したくない!」勉強になる投資本5選【入門編】 投資を始めるなら損はしたくないですよね。私が実際に読んだ投資本のうち、「入門書として優れているな・・!」と感じたものをご紹介します。 - 高配当って配当利回り何%からですか?
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個人的には「配当利回り3%以上」からは高配当と言えると思います。
理由は、TOPIXの配当利回り2%前半を基準として、その水準を超えているためです。
【まとめ】これからも投資を続けます
株式投資の良い点は配当が貰えて成果が見えやすい点です。
以前、成長株と呼ばれる無配当の株を持っていましたが、株価の変動に一喜一憂してしまいます。
一方、配当が貰える株であればどっしりと構えて、長く保有を続けることが可能です。これからの投資では、配当にも注目して株を買う予定です。
2023年9月 日本株は方向感を欠き、横ばい
日本の金利は低く、ドル高円安の状況が続いています。
TOPIXの平均PBRは1.3台と米国株に比べて割安感があるため、日本株に追い風の状況が続きます。
インフレ対策にも株式は良好
日常生活でも牛乳の値段が上がったり、ガソリンの値段が上がったりと、インフレ(物価高騰)を肌で感じるようになりました。
株式を持っていれば、インフレに伴う企業価値の向上を享受できます。安心して保有できますね!
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下記に一つでも当てはまる方へ向けて、自分の実体験を中心に載せていきます。
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